枕の素材
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枕は一日のうち何時間も頭部支える重要な役割を果たしています。その機能を維持する立役者が「枕の素材」です。
枕の形を維持することと、睡眠中の頭寒足熱を実現することが枕には求められます。素材によって、吸湿性や通気性が異なり、また手入れのしやすさも違ってきます。それぞれの素材によって一長一短ありますので、何を選べばいいのか迷ってしまうことでしょう。機能が同程度なら、自分の好きな、快適と感じる素材の枕を選ぶこともひとつだと思います。
最近は枕をオーダーメードできる専門店も増えてきており、自分好みの枕を手に入れることが可能です。素材はもとより、形状、大きさ、高さが指定できます。また、頭部や首部、サイド部で素材を変えることもできるなど選択の幅が広がってきています。
以下に、枕に使われている素材(中身)の幾つかを紹介しております。枕選びの参考になれば幸いです。
■フェザー
フェザーとは水鳥の羽毛のことです。放熱性、吸湿性、放湿性に優れており、感触が非常に
柔らかいのが特徴です。手入れとしては、1週間に1度くらい陰干しをし、羽毛をほぐすようにし
ていれば痛みも少なくなります。動物性素材ですので、アレルギーのある方には注意が必要
です。(寿命:約2~3年)
■そば殻
適度な固さがあり、吸湿性に優れ、頭が蒸れにくいのが特徴です。ただし、湿気を含みやすく
ダニやカビが発生しやすいので、こまめに天日干しする必要があります。優れた素材ですが、
天然素材ゆえ長持ちしないという欠点もあります。「そばがら」もアレルギーのある人には不向き
の素材であるといえます。(寿命:約1年)
■パイプ
ポリエチレン製のストローのような素材で「エアセル」とも呼ばれています。素材ひとつひとつ
が空洞になっているため、通気性に優れ弾力性があります。また、丸洗いできるという特徴も
持っています。感触としては「そばがら」に似ていますが、吸湿性に劣るという欠点があります。
(寿命:約4~5年)
■マルコビーンズ
通気性がよく、丸洗いのできる素材で、メンテナンス性に優れ長持ちします。感触としては
柔らかいという特徴があります。(寿命:約4~5年)
■シンセビーズ
ポリエチレン製で立方体の形をしており、中が空洞になっています。つぶれても復元力がある
ため、へたりにくい素材です。また、通気性がよく丸洗いができるという特徴も持っています。
(寿命:約4~5年)
■ヒノキ(ヒノキチップ)
ヒノキ(檜)を小さく刻んでチップ状にした素材です。何といっても特徴は、独特の香りでしょう
(好き嫌いがあるとは思いますが・・・・)。ヒノキの香りには、リラックス効果があるといわれて
います。(寿命:約1年)
■備長炭
ポリエチレン樹脂に備長炭の粉末を混ぜています。備長炭の特徴である消臭性に優れてい
ます。
■ポリエステルの綿
放熱性に劣るという欠点はありますが、弾力性と回復性を兼ね備えています。洗濯も可能
です。(寿命:約2~3年)
■絹綿(シルク)
柔らかい素材で吸湿性に優れ、ほこりが立ちにくいという特徴がある一方、へたりやすいこと
が欠点として挙げられます。時々陰干しをして、絹綿をほぐすようにしていれば痛みも少なくな
ります。(寿命:約1~2年)
■キャメル
らくだの毛を素材として使用しています。柔らかく吸湿性・放湿性に優れていますが、熱が
こもりやすいという欠点があります。天日干しは可能です。(寿命:約2~3年)
■ウール(羊毛)
羊の毛を素材として使用しています。柔らかく吸湿性・放湿性に優れていますが、熱がこもり
やすいという欠点があります。天然素材の中では復元力があります。天日干しは可能です。
(寿命:約2~3年)
■パンヤ
布団などに用いられている天然の綿毛(パンヤの木の種子から採取されます)です。へたり
が早いという特徴がありますが、天日で干すと、元のふっくらした状態に戻ります。
(寿命:約1年)
■低反発ウレタンフォーム
クッション性に優れていますが、吸湿性に劣るという特徴があります。頸椎のカーブにフィット
しやすい素材です。素材が変質するため天日干しはできません。陰干しすることでメンテナンス
を行います。(寿命:約2~3年)
■磁気
磁気には血行を促進する効果があるとされています。一般的に他の素材との組み合わせ
で使用されます。
■ゲルマニウム
ゲルマニウム は、32℃以上の体温に接触すると、マイナスの自由電子が飛び出すとされて
います。その電子の働きにより血行が促進されるといわれています。一般的に他の素材との
組み合わせで使用されます。
■水
いわゆる水枕(ウォーターピロー)の素材として使われるものです。頭を冷却することが最大
の特徴です。独特の感触があるため、好みが分かれる素材でもあります。