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睡眠薬(ベンゾジアゼピン系)

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 現在処方される睡眠薬は、「ベンゾジアゼピン系」が殆どです。このタイプの睡眠薬は、バルビツール酸系にあった副作用が少く安全です。大量に服用するなど誤用しても、生命を失う危険性は低いとされています。また、さまざまな作用時間のタイプを選択できるため、不眠の状態に合わせて使い分けることができます。ベンゾジアゼピン系は睡眠薬としてのほか、抗不安薬や抗てんかん薬としても使用されています。

特徴
 ・不安や緊張を軽減して眠りへと導くため、「睡眠導入剤」と呼ばれている
 ・比較的、自然に近い眠りを導く
 ・依存症になりにくい
 ・急に服用を中止しても、退薬症状(禁断症状)が軽くて済む


分類
血中の半減期によって、以下のように分類されます。

 ・超短時間型(~6時間)・・・・・・寝つきが悪いときに適用
 ・短時間型 (6~12時間)・・・・寝つきが悪いときに適用
 ・中間型  (12~24時間)・・・中途覚醒による不眠症に適用
 ・長時間型 (24時間以上)・・・・早朝覚醒が目立つ場合に適用
                   日中の不安感が強い場合に適用


副作用
ベンゾジアゼピン系の睡眠薬は、記憶障害(一時的に記憶がなくなってしまう)が現れたり、筋弛緩作用(筋肉がゆるむ)によりふらつきや脱力感が生じたりする可能性があります。この副作用の程度は、薬の種類によって異なってきます。特に高齢者は転倒すると、容易に骨折するので注意が必要です。


種類・作用時間
■超短時間型①
 一般名 :トリアゾラム
 商品名 :ハルシオン
 作用時間:2~3時間

■超短時間型②
 一般名 :ゾビクロン(※)
 商品名 :アモバン(※)
 作用時間:3~4時間

■超短時間型③
 一般名 :酒石酸ゾルピデム(※)
 商品名 :マイスリー(※)
 作用時間:2~4時間

■短時間型①
 一般名 :ブロチゾラム
 商品名 :レンドルミン
 作用時間:7時間

■短時間型②
 一般名 :エチゾラム
 商品名 :デパス
 作用時間:6時間

■短時間型③
 一般名 :リルマザボン
 商品名 :リスミー
 作用時間:6~10時間

■短時間型④
 一般名 :ロラネタゼパム
 商品名 :ロラメット、エバミール
 作用時間:10時間

■中間型①
 一般名 :ニトラゼパム
 商品名 :ベンザリン、ネルボン
 作用時間:21~25時間

■中間型①
 一般名 :ニトラゼパム
 商品名 :ベンザリン、ネルボン
 作用時間:21~25時間

■中間型②
 一般名 :フルニトラゼパム
 商品名 :サイレース、ロヒプノール
 作用時間:15時間

■中間型③
 一般名 :ニメタゼパム
 商品名 :エリミン
 作用時間:12~24時間

■中間型④
 一般名 :エスタゾラム
 商品名 :ユーロジン
 作用時間:24時間

■長時間型①
 一般名 :ハロキサゾラム
 商品名 :ソメリン
 作用時間:24時間以上

■長時間型②
 一般名 :フルラゼパム
 商品名 :ベノジール、ダルメート
 作用時間:24時間以上

※注記:正確には「非ベンゾジアゼビン系」に属する薬ですが、ベンゾジアゼビン系に含める場合もあります。ベンゾジアゼビン系に比べ更に自然な眠りを誘発する睡眠薬として開発されました。

参考資料:(1) 睡眠障害 眠りのメカニズム、伊藤 洋編著
       (2)不眠症「眠れない」からの脱却 保坂 隆著

         

不眠症と睡眠薬(睡眠導入剤)

不眠に悩まされたことのない多くの人々にとって、「睡眠薬」に対して抱くイメージとはどういうものなのでしょうか。

不眠症に悩む人が、良質な睡眠を獲得する手段となっているのが睡眠薬です。

最近の睡眠薬と眠りの関係について解説していきます。

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