精神生理性不眠症
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精神生理性不眠症とは、多くの方々が長い人生の中で一度は経験する「気になって眠れない」という状態のことです。つまり、最も一般的な不眠症であり、心配事や精神的ショック、種々のストレスによってもたらされる不眠のことをいいます。たとえば、旅行などに行って枕が違うために眠れないなどといった症状が当てはまります。
ストレスが自分の中や周囲にある場合、脳や体はストレスに対抗しようと緊張と興奮の状態、つまり交感神経が優位になります。眠りの状態に導くためには副交換神経が優位になっている(リラックスしている)必要があるので、このような状態では眠りにくくなるのは当然のことなのです。
精神生理性不眠症には、原因であるストレスや心配事が解消すると症状が改善する「一過性精神生理性不眠症」と、原因となるものが解消した後も不眠症状が長期間持続する「持続性精神生理性不眠症」とがあります。
治療の対象となるのは、「持続性精神生理性不眠症」の方です。このタイプの不眠症は、寝つきが悪いという「入眠障害」の症状が主で、「中途覚醒」や「早朝覚醒」といった症状は少ないといわれています。
【原因】
心配事やストレスの原因となるものが解消したのに眠れない理由としては、
■「また眠れないのでは・・・」という心配や、「眠らなくては・・・」という強迫
観念それ自体が新たなストレスの原因となっている
■不眠の経験と周囲の環境(枕、布団、寝室など)とを無意識に結びつけて
しまっている
などが考えられます。
【治療法】
治療方法としては、
■正しい睡眠に関する知識の普及・啓蒙
■生活指導
■睡眠薬の投与
などが挙げられます。なお、睡眠薬の処方については、症状が「入眠障害」
であることが多いということから短時間作用型のベンゾジアゼピン系のもの
が一般的に用いられます。