昼寝の効果
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昼食をとったあと睡魔に襲われるという経験は誰でも持っているのではないでしょうか。保育園などでは、ちゃんと昼寝の時間をとっています。これは、人間の生体リズムからすると当然のことなのです。
昼食後しばらくすると眠くなるのは、食べたものを消化しようと消化管に血液が集まるために頭の血液が不足することが理由だといわれてきました。しかし、実際は違います。私たちの覚醒と睡眠のリズムはサーカディアンリズムで決まっており、1周期約25時間です。さらには、この周期は半日周期2つで構成されており、昼過ぎに小さな眠気のピークがあるとされています。つまり、私たちの眠気のピークは夜の「11時頃」と昼間の「1~2時頃」の2回もあるのです。昼食後、眠気を感じるのは、生体リズムにしたがった自然な生理現象なのです。眠くなったら昼寝をすることです。
しかし、単に昼寝といっても適した眠り方があります。忙しいビジネスパーソンは周囲の目もあり、昼日中におちおち惰眠を貪るわけにもいきません。1時間も2時間も眠ることではありません。短い時間でよいのです。目安は20分から30分程度。休み時間を上手く利用して、座ったままの姿勢で、目を閉じてみましょう。完全に眠りに落ちていくわけではありませんが、うっすらと意識が遠のいていくはずです。
横になって寝ないのは、深い睡眠を防ぐためです。深いノンレム睡眠から目覚めてしまうと、眠気が強く残り、ボーッとした状態になって昼からの仕事に差し障りが生じてしまいます。深いノンレム睡眠に入る手前で昼寝を終えるのが理想的です。それが20分から30分程度といわれています。
昼寝からすっきり目覚め午後からの活動を活発化させるために、昼寝前にコーヒーや紅茶、緑茶などカフェインの含まれたものを飲んでおくことも効果的です。カフェインの作用が現れてくるのが大よそ30分程度かかるので、目覚めの爽快感との相乗効果が得られます。
このような短時間の昼寝でも効果は大きく、眠気が飛んで頭がリフレッシュされ、仕事の能率アップを図ることができます。しかも、夜寝る前までよりよい覚醒状態を維持することができ、スムースな夜の入眠状態を得ることにもつながるのです。
ただし、昼寝は遅くとも午後2時までには終えたいところです。それ以降の遅い時刻からの眠りは短時間であっても、リズムが乱れて夜に眠りにくさを感じてしまいます。