不眠症の改善
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『不眠症の定義』の項で、どういう症状・状態のときに不眠症として扱うのかということに触れました。それでは、この条件に当てはまらない人は不眠症ではないのでしょうか?
大切にしないとけないのは本人が不眠の症状に悩みを抱えていたり、苦しんでいるという事実があるということであって、その人に対して「あなたの状況は、不眠症の定義にあてはまらないから、不眠症ではないよ」と諭しても、その人の抱える問題は一向に解決はしません。不眠症に悩んでいる人にとっては、言葉の定義なんてどうでもいいことなのです。言葉の定義が不眠の症状を改善してくれるわけではないのですから・・・・。
不眠症のことを、「不眠を訴えている人が抱えている全ての症状」として広く捉え、どのように対処し改善・解決していけばいいのか考えていかなくてはいけません。
まず真っ先に取り組むべきことは、不眠症の原因そのものを明らかにすることです。不眠の症状を緩和するために睡眠薬を用いる場合もありますが、そのことによって必ずしも根本的な原因が解決されたわけではないことを理解する必要があります。決して簡単なことではありませんが、不眠症の改善には、その症状をもたらしている原因を探し、そこにアプローチしていくのが本来の対策方法です。
それぞれの原因によって、不眠の期間が異なります。つまり、短期的な不眠と長期的な不眠というように・・・。そして当然、それぞれによって採るべき改善策も異なってきます。
【短期的な不眠症】
数日間という一過性のものから数週間、不眠が持続するものであって、その原因として考えられるものは、
■心理的な要因
たとえば、心配事や悩み事がある等
■環境的な要因
たとえば、騒音でやかましい等
■身体的な要因
たとえば、体の痛み、掻痒感、発熱等
■生理的な要因
たとえば、時差ぼけ等
【長期的な不眠症】
一ヶ月以上の間、不眠が持続するものであって、その原因として考えられるものは、
■内科的な疾患または精神的な疾患が背後に隠れている
たとえば、喘息や心不全、うつ病や神経症等
不眠症の原因がひとつではなく複数絡まった場合も少なくないかとは思います。しかし、いずれにせよ原因を明らかにし対処していくことが改善策の王道であり、専門家の助けを借りながら症状の改善を図ったり、長期化することを防ぐことが大切です。