睡眠障害とは
スポンサードリンク
睡眠障害とは、睡眠が量的にも質的にも障害された状態のことをさします。
睡眠障害を不眠症のことと捉えがちですが、正確には異なります。睡眠障害には、過眠症や睡眠時無呼吸症候群、夢遊病などをはじめ多くの睡眠に関する障害(88種類)があります。これらの障害の結果、不眠を伴うもののうち、ある条件に当てはまるものを「不眠症」と呼んでいます。
1990年にまとめられた『睡眠障害国際分類 第1版』(ICSD-1)では、睡眠障害を大きく4つに分類しています。
その4分類とは、「睡眠異常」、「睡眠時随伴症」、「内科・精神科的睡眠障害」、「その他」です。
なお、2005年に『睡眠障害国際分類 第2版』(ICSD-2)が発表されましたが、以下ではICSD-1に基づいて睡眠障害をまとめます。
【睡眠異常】
睡眠異常とは、寝入りにくい、眠りを持続できない、日中激しい睡魔に
襲われるといった睡眠障害のことをいいます。
■内在因性睡眠障害
身体それ自身または体内にある原因によって起こる睡眠障害
・精神生理性不眠症
・特発性不眠症
・ナルコレプシー
・睡眠時無呼吸症候群
・むずむず肢症候群
・周期性四肢運動障害
・反復性過眠症
・特発性過眠症
■外在因性睡眠障害
身体の外部にある原因によって起こる睡眠障害で、ふつうその外的原因を除去すると
睡眠障害は解消される
・睡眠薬依存性睡眠障害
・アルコール依存性睡眠障害、など
■概日リズム睡眠障害
体内時計のリズムが狂うことに起因する睡眠障害
・睡眠相後退症候群
・睡眠相前進症候群
・時差ぼけ(時間帯域変化(ジェット時差)症候群)
・交代勤務睡眠障害、など
【睡眠随伴症】
睡眠随伴症とは、一般的に眠っている間に起きる身体的な異常のことを
いいます。
■覚醒障害
まともに起きられない症状
■睡眠・覚醒移行障害
睡眠から覚醒にうまく移行できない症状
・寝言
・夜間の下肢のこむら返り
・睡眠時ひきつけ(びくつき)
■通常レム睡眠に伴う睡眠時随伴症
通常、レム睡眠のときに起こる筋肉の弛緩が、うまく行われないことによって現れてくる症状
・金縛り
・悪夢
・レム睡眠行動障害(RBD)
■その他の睡眠時随伴症
・歯ぎしり
・夜尿症
・いびき
・乳児突然死症候群
【内科・精神科的睡眠障害】
■精神障害に伴うもの
・うつ病、不安障害、パニック障害による睡眠障害
■神経疾患に伴うもの
・認知症、パーキンソン症候群、てんかん、頭痛などの神経疾患
による睡眠障害
■内科的疾患に伴うもの
・喘息や胃潰瘍などの症状による睡眠障害
【その他】
上記のいずれにも分類されないもの。例えば、短時間睡眠者や長時間睡眠者、睡眠時多汗症など